『レトリックと詭弁』を読みながら、AIには詭弁を使っていることに気づいた
2026年9月3日
『レトリックと詭弁』を読んでいる。まだ前半くらいだが面白い。
読んでいて気づいたのだが、本に出てくるような質問を、人間相手にはあまりやらないのに、AI相手にはやっている気がする。駄目だと決めた上で「なぜこれは駄目なのか」と理由だけ聞く、みたいなやつ。人間にやると嫌な顔をされるし、あとに残る。AIは嫌な顔をしないので、封印していたものが普通に出てくる。
AI的にこれはどうなんだろうか……と思ってAI本人に聞いてみた。曰く、引っかかったという感覚は無く、質問に含まれた前提をそのまま受け取って答えを組み立てる傾向があるだけ、とのこと。相手が警戒しないぶん、詭弁は人間相手より通りやすい。そうなると困るのはAIではなく自分のほうで、こちらの決めつけがそのまま答えに反映されて戻ってくる。反撃してこない相手に議論で勝っても、返ってくるのは自分の言ったことだけ、というわけだ。
なるほどと思った。本の技法は相手が防御してくるから技法になっているのであって、防御しない相手に使うと技法ですらない。使うなら「前提を疑ってくれるかどうか」を試すつもりで使うのがよさそう。後半も読む。